【第1マッチ(ダブルス)】芝田 沙季・大藤 沙月 2-1 佐藤 瞳・塩見 真希(9-11/11-6/11-8)
【第2マッチ(シングルス)】加藤 美優 3-2 橋本 帆乃香(11-10/10-11/11-8/8-11/11-9)
【第3マッチ(シングルス)】小塩 遥菜 3-2 横井 咲桜(9-11/11-7/11-6/4-11/12-10)
【第4マッチ(シングルス)】芝田 沙季 1-3 佐藤 瞳(10-11/10-11/11-7/7-11)
「一本に泣き、一本に笑う、そんな試合だった」と三原監督は試合を振り返った。それは、一本をとるか否かで、試合の流れが大きく変わったことを意図している。その一本を掴んだマレッツに勝利の女神は微笑んだ。
芝田選手・大藤選手ペアがダブルスをとった後、まず勝利の手綱を引き寄せたのは加藤選手だ。「調子を落としていて、プレッシャーを感じていたが、ラリーを続けることを意識して粘り強く戦えた」と加藤選手はさらりと話した。しかし試合自体は結果を見ていただくとご認識いただける通り、まさに死闘。確かな技術に加え気力が上回り、加藤選手だからこそなしえた勝利となった。
そしてマレッツの勝利を決定づけたのは小塩選手だ。お互い譲らず2-2となった第5ゲーム。7-10と横井選手が大手をかけたが、そこから小塩選手が5連続得点し逆転勝利を収めたのだ。「負けるはずがない」そんな自信も少しあったようだ。「これまで横井選手に対して負けたことがなかったんです。“分がいい”からこそ、不運な失点が続いたことを引きずらずに自分のプレーに徹することができました。もちろん失点を重ねて戸惑いもあったんですけど…乗り越えられました!」小塩選手は照れながらも笑顔を交えて話した。昨シーズンから大きく成長を遂げたことを示す1ゲームとなった。
声援を送れない中だったが、おもわず会場にどよめきが響く場面が何度もあった。それはスーパープレーが多数あった証でもある。それに応じて客席から選手の背を押す拍手も一段と大きくなった。やはり試合はチームと観客の皆様と、ともに創りあげていくもののように感じる。最高のパフォーマンスと最高の応援を―― 当たり前ではないこの光景を明日もまた目にしたい。
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