Tリーグ構想とは、日本に存在する複数の卓球チームが参加するリーグ構想です。この構想では、Tリーグには、世界トップレベルの選手を擁するチームから、趣味でプレーする地域のチームまでが、各カテゴリーに分かれて存在します。
これはドイツの卓球リーグを参考にしています。ドイツでは1部から16部までレベルごとに分けられたピラミッド型になっており、この中で1・2部が「ブンデスリーガ」と呼ばれ、ドイツ国内のみならず、日本を含む多くの海外選手が参戦しています。
世界トップレベルの競技をできる・観戦できるものから、身近なところで気軽に参加し楽しめるものまで、それぞれの競技志向に合った活動の場と、上を目指せるしくみがシンプルにわかりやすく整備された状況を実現します。
このTリーグ構想を今後、日本卓球界全体で実現できるように、日本卓球協会はもちろん、各関係団体とともに議論を深めながら、順次実現に向けて進めてまいります。
◆ 男・女各4チームずつのリーグ
◆ 選手数:各チーム6名以上
◆ シーズン:11月~3月(予定)
※2020年年内は、リモートマッチ(無観客)にて実施
マッチカウント (1チームマッチ内) |
獲得勝ち点 |
---|---|
4-0 | 4 |
3-1 | 3 |
3-2 | (延長勝ち) 3 |
2-3 | (延長負け) 1 |
1-3 | 0 |
0-4 | 0 |
(1)マルチボールシステムの適用。
(2)「20秒バイオレーション」の適用。(テニスと同様)
Tリーグが「世界一のリーグ」としての価値をファン・スポンサー・放映権獲得者・選手等ステークホルダーにわかりやすくアピールし、提供し続けるため、試合・興行の価値を決定づける最大要素である出場選手についてのレギュレーションを設定します。
下記の通り、選手ランクを設定します。
選手ランク | 要件 |
---|---|
S |
・WR20位以内(直近2シーズン以内) ・オリンピック・世界選手権でシングルスベスト8以内(直近4シーズン以内) ・オリンピック・世界選手権で団体優勝(直近4シーズン以内) ・ワールドツアー(グランドファイナル・T2ダイヤモンド・プラチナ)で優勝(直近2シーズン以内) ・全日本選手権ベスト4以上 (直近2シーズン以内) |
AAA |
・WR40位以内(直近2シーズン以内) ・オリンピック・世界選手権でシングルスベスト16以内(直近4シーズン以内) ・Tリーグ前年シーズンにおいて、シングルスでAAAランクに3勝、個人成績13ポイント以上 ・ワールドツアー(レギュラー)で優勝(直近2シーズン以内) ・全日本選手権ベスト8以上 (直近2シーズン以内) |
AA |
・WR60位以内(直近2シーズン以内) ・日本選手権ベスト16以内(直近2シーズン以内) ・Tリーグ前年シーズンにおいて、個人成績5ポイント以上 |
A |
上記は満たさないが、AAランク相当以上の実力があると認められるもの (少なくとも、AAランクと戦って2〜3回に1回は勝てるレベル) |
※「直近nシーズン以内」とは、n年前の1月以降を指す。
(2020-2021シーズン中であれば、直近2シーズン以内=2018年1月以降。直近4シーズン以内=2016年1月以降)
※「個人成績ポイント」とは、シングルス1勝=1ポイント、ダブルス1勝=0.5ポイントとして計算
Tリーグ規約・規定集(PDF)
本ガイドラインは、新型コロナウィルス感染症対策として、国の定める「ウイルスを持ち込まない」「持ち込んでも感染させない」「感染しても広げない」という感染防止策を基本として定められたガイドラインとなり、11月に公開しておりましたが、このたび2021年1月からの有観客での試合開催にあたり改訂を実施したものです。