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【マレッツコラム】2/15(土)vs.トップおとめピンポンズ名古屋『楽しむ』

コラム

2/15(土) 日本ペイントマレッツ 3-1 トップおとめピンポンズ名古屋
【第1マッチ(ダブルス)】橋本 帆乃香・佐藤 瞳 2-0 永尾 尭子・南波 侑里香 (11-9/11-6)
【第2マッチ(シングルス)】 芝田 沙季 3-1 南波 侑里香 (11-8/11-6/2-11/11-5)
【第3マッチ(シングルス)】大藤 沙月 3-1 安藤 みなみ (11-9/7-11/11-10/11-10)
【第4マッチ(シングルス)】横井 咲桜 1-3 木村 香純 (9-11/10-11/11-9/4-11)

守口市民体育館で行われた試合は、プレーオフに向けて非常に重要な意味を持っていた。この重要性を最も理解しているのは選手たちである。しかし、緊張感が漂う中でも、選手たちは飄々とした様子で会場に現れ、いつも通りの表情を保っていた。

筆者が特に注目したのは、第2マッチに出場した芝田選手である。
最近、彼女の表情が明るくなってきた印象を受ける。
試合中の写真でも良い表情をしている場面が多く見られ、調子を取り戻しているように感じた。
最近の試合時に意識している点を尋ねると、「勝ち負けを考えず、やるべきことをしっかりやることが楽しく、その状況でどこまでできるかワクワクしながら試合に臨んでいる」との答えが返ってきた。「楽しむ」という言葉は一見簡単に聞こえるが、実際には非常に難しい。勝敗を賭けた緊張感を楽しむことができるのは、幾多の歴戦を潜り抜けた選手か、まだその怖さを知らない若手選手だけである。芝田選手は、間違いなくその域に達しているのだろう。
試合後、今日の試合への入り方についてこう話してくれた。
「相手選手は第1マッチダブルスで佐藤選手・橋本選手のカットマンペアとの試合をした直後での第2マッチシングルス。調子を上げた状態で臨んでくるか、逆に少し崩れた状態で来るかを、1セット目の最初の段階で見極めた上で戦術を決めようと思っていました。焦らずやれたと思います。」
これまでの本人の試合経験に基づいた、相手のタイプ別プランが明確に頭に入っている。加えてしっかり対策を練って準備している選手という印象を持つ。これが芝田選手の強みであろう。

まだ試合が続く中、どのような表情や試合展開、感動を見せてくれるのか非常に楽しみである。選手たちの成長やチームがどのように進化していくのか、そしてその中でどんなドラマが繰り広げられるのか、期待が膨らむ。今後の試合に注目し、彼女らのパフォーマンスから目が離せない。

(Text by Yu.Uchinami/ Photo by Yusuke Nakanishi)

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