10/19(土) 日本ペイントマレッツ 4-0 九州アスティーダ
【第1マッチ(ダブルス)】横井 咲桜・大藤 沙月2-0 田口 瑛美子・栗山 優菜(11-9/11-4)
【第2マッチ(シングルス)】青木 咲智 3-0 棄権
【第3マッチ(シングルス)】橋本 帆乃香 3-0 今枝 愛美(11-3/11-6/11-7)
【第4マッチ(シングルス)】大藤 沙月3-0 田口 瑛美子(11-1/11-5/11-9)
試合の前日、練習時に大嶋監督に選手の調子を聞くと「すごく良い状態です」と答えてくれた。前回の日本生命戦前日練習では非常に不安そうな大嶋監督だったが、今回は自信に満ち溢れていた。「きっと彼女たちは大丈夫」そう思えるほど、しっかりとした準備ができていたのだろう。
第1マッチではアジア選手権金メダリストの横井選手・大藤選手ダブルスペア"Wさっちゃん"が登場。誰しもが大注目のダブルスである。序盤から積極的に仕掛けていく2選手。女子の中でチキータを多用できるのは世界トップクラスの実力のある選手くらいだ。2人がそのトップクラスの仲間入りをしたと証明するような試合だった。
第1マッチではアジア選手権金メダリストの横井選手・大藤選手ダブルスペア"Wさっちゃん"が登場。誰しもが大注目のダブルスである。序盤から積極的に仕掛けていく2選手。女子の中でチキータを多用できるのは世界トップクラスの実力のある選手くらいだ。2人がそのトップクラスの仲間入りをしたと証明するような試合だった。 横井選手・大藤選手に試合後、試合前は何を話し合うのか質問すると「あまり戦術のことは話し合いません。最初から攻めて、自分たちのプレーができてから作戦はどうするのかなどを話します」という回答が返ってきた。卓球のプレーヤーには2パターンの選手がいると筆者は思う。事前に自分のやることや戦術を頭に入れておいてから試合に入る計画派、あまり難しいことは考えず体をとりあえず動かして調子が上げていく感覚派だ。おそらく、2人ともどちらかというと感覚派な気がする。だからこそ2人の間には試合中に通じるものがあるのではないだろうか。
横井選手には、最近何が成長したのか聞くと、「ただ自分の好きなことばかりして何も考えなさすぎるのもダメ。頭を使って考えて試合することが課題だったんですけど、少しずつ頭を使えるようになりました!」とすごく自信のある顔つきで教えてくれた。横井選手はきっと内容の濃い練習しているからこそ、頭を使えるようになったのだろう。
第4マッチは大藤選手の出番。前回対戦した相手と同じ組み合わせになった。前回はフルセットまでもつれ込み、3-2で勝利した。今回の試合も競るのかと思いきや、大藤選手の台風のような攻撃が止まらなかった。相手も苦笑いせざるを得ないような状況だった。さらに攻撃力が増したように感じたが、何か意識していることはあるのか聞くと「攻撃的なプレーを意識しているというより、最近調子があまり良くないことが多く、そんな中でもどういう風にすれば勝てるのか、戦術に集中していたらたまたま体の調子が良かったって感じです」と返ってきた。本人曰く、まだまだ本調子ではないそうだ。高い高い目標を目指しているからこそ、今の状態に満足しない。彼女の本調子の姿が見られる日は、そう遠くなくやってくるはずだ。
開幕6連勝のマレッツ選手。それぞれがその場面に応じた役割を果たしているように見える。ベンチにいる時はアドバイスや精神的なサポートをするとともに、コーチがアドバイスをしている時は耳を傾け、いろんなことを吸収し自分自身に反映しているはず。練習の時はしっかり集中し、個々が自分のために行動するからこそ、お互いを刺激し合って成長している。まだまだ彼女たちの挑戦は続く…
(Text by Yu.Uchinami/ Photo by Yusuke Nakanishi)
☆Today's ONE Shot☆photo by Yusuke Nakanishi
勝利直後の喜ぶ姿を撮った瞬間に今日のベストショットが決まった。これからのWさっちゃんの活躍が楽しみだ!
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