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【マレッツコラム】1/6(土) vs.木下アビエル神奈川

試合

2024年の始まり

日本ペイントマレッツ 1-3 木下アビエル神奈川
【第1マッチ(ダブルス)】芝田 沙季・大藤 沙月 1-2 木原 美悠・長﨑 美柚(10-11/11-10/10-12)
【第2マッチ(シングルス)】横井 咲桜3-0 平野 美宇(11-7/11-9/11-7)
【第3マッチ(シングルス)】橋本 帆乃香 2-3 張本 美和(4-11/11-10/11-5/9-11/10-12)
【第4マッチ(シングルス)】大藤 沙月 0-3 木原 美悠(5-11/7-11/3-11)

元旦に走った激震に大きく心を揺さぶられた。何かできることはないのか――どうにもならない無力さを感じていた。同じ気持ちだった選手もいた。わたしたちが“今”できることをやるしかない――そんな想いを抱いて2024年の初陣を迎えていた。

女王木下と対峙することについて大嶋監督はこう語った。「メンバーを見てもトップが揃っているので、向かっていくしかないんですよ。こうやってメンバーを揃えて全力勝負してくれるのはありがたいことです。うまくいってほしいけれども、そう簡単にはさせてくれないのもわかっています。やってきたことをそれぞれが出すだけだと思いますね」大嶋監督の表情がキリっとした。オーダーが発表後、佐藤選手ではなく橋本選手を起用した意図を聞いてみた。「ここから3連戦ということもあり色々な要因はあるんですけど、1番は橋本選手の状態がここ最近とてもよいと感じていたからです。今日の朝の動きを見ていても、調子よさそうなんですよね」と答えてくれた。前日、監督、コーチ陣で今日のオーダーについて長く話をしているところを目にしていた。毎試合の光景ではあるが“いつも以上に”という感覚があったのだ。

結果は――女王に苦杯を喫する結果となった。ホームゲームで女王木下からもぎ取った昨年11月の勝利とはやはり会場の空気感も違った。“ホームアドバンテージ”というものを感じざるを得ず、負けた選手それぞれがいつも以上に悔しい表情をしていたのが印象的だった。会場を大いに沸かせたものの脇役に甘んじる選手がいた。橋本選手だ。「今日の調子は、会場入りして練習してみて結構良い状態だなと感じていました。張本選手とは11月の選考会でも対戦していますし、今年の全日本でも順調に勝ち進めば対戦するので、お互いもっているものがわかった状態で対戦していたと思います。2ゲーム目は得点をとれるパターンを掴んだところがあって連続ポイントにつながって、3ゲーム目は相手が攻めてたので自分の回転が効いて得点できました。でも4ゲーム目からは相手が丁寧にきたときにどういう形で得点を狙っていくか迷ってしまった部分がありました。回転の変化でミスを誘っていた展開から、自分が攻撃して得点を取りに行くというリスクを負うのか、なんとか凌いで一本取る展開が多かったので、最後までそのやり方を貫くのかどうか決断しきれなかったです。めちゃくちゃ勝ちたかったんで、それが迷いに繋がりました。試合が終わってみてから振り返ると、最後まで思い切ってプレーをしなければ、苦しくなった場面で勝利に結びつかないと痛感しました。今日の負けは決断の差だと思いました。相手もインタビューでめちゃくちゃ苦しい中で我慢したと言ってましたし。どのスポーツもそうだと思うんですけど、結果論でしか答え合わせができないんで難しいです…」橋本選手は悔しそうな表情で話してくれた。
大嶋監督にも橋本選手の試合について聞いてみた。「大きな差があるわけではないと思っています。判断もすごくよくて、今までとは違って対応できるようになっていました。ただ、読みが外れてしまったときの対応の差かなとは思います。デュースの3球目は、堪えてとりあえずいれてラリーにできずミスしてしまいました。勝ちたくなったんだと思います。難しいですよね…。経験でカバーしていくしかない部分もあると思いますし、自分の感覚、コートの外から見ている他人の感覚の違いを検証していく必要もあります。一番は試合中にも俯瞰して見られたらいいんですけど…。本当に難しいです」2人から共通してでてきた“難しい”という言葉が、卓球、そしてスポーツの奥深さを物語っている気がした。

最後に橋本選手に最近のコンディションもよかったから起用したと監督が話していたことを伝えると「最近の状態は自分自身としてはそんないつもと変わらない感じがしてたんですけど、監督からはよく見えてたんですね(笑)」と返ってきた。いつも見ているからこそ自分では気付けない調子の良さも監督・コーチは細かな動きや表情から見抜いている気がした瞬間だった。今シーズン特に強く感じるのが、 “チームマレッツ” 一丸となって試合に臨んでいることだ。個人競技ではあるもののチームとして挑んでいる感覚が特に強いと伝わってくる。その“チーム”力が今シーズンのプレーオフ進出に後押しとなることを予感させる。2023年の悔しさを2024年に晴らすべく――

Text by Naoco.M Photo by T.LEAGUE/AFLO SPORT

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