8/11(祝金) 日本ペイントマレッツ 4-0 九州アスティーダ
【第1マッチ(ダブルス)】芝田 沙季・大藤 沙月 2-1 田口 瑛美子・竹本 朋世(8-11/11-9/11-9)
【第2マッチ(シングルス)】橋本 帆乃香 3-2 牛嶋 星羅(4-11/11-10/11-8/9-11/11-7)
【第3マッチ(シングルス)】佐藤 瞳 3-0 野村 萌(11-6/11-4/11-4)
【第4マッチ(シングルス)】芝田 沙季 3-1 出澤 杏佳(11-10/6-11/11-7/11-9)
今回のオーダーは予想と違った。大嶋監督は「予想が外れた時ほど謙虚な気持ちを忘れずに、練習したことや自分の技術を信じて試合に臨めます」と力強く口にした。ゲーム前の練習ではチームのメンバー同士がアドバイスをし声を掛けあい、お互いに不安を払拭して、良い雰囲気を作り出し手ゲームに臨んだ。
第1マッチのダブルス“おおしば”ペアは1,2セット目、前半リードしながら、後半逆転され、苦しい展開であった。ベンチからの「無理せず、声を出し、足を動かそう」とのアドバイスが奏功し、3セット目はいつもの“おおしば”ペアのプレーで勝利を掴んだ。
第2マッチの橋本選手の対戦相手は牛嶋選手。昨シーズンの九州アスティーダとの最終戦で0-3で敗戦しているだけに、今回のゲームは必ず勝つとい言う思いがひしひしと伝わってきた。試合直前、Tリーグ競技部より最初から促進ルール(*)で実施するか聞かれた橋本選手は「通常」と答えた。試合が開始され、3本目のラリーでTリーグ始まって以来の最長ラリーとなり促進ルールが適用された。筆者は何故最初から促進ルールにしなかったのか疑問であったので、試合後に聞いてみた。「相手がどういう展開で来るか、回転量を図るために通常でスタートしたかったんです。と橋本選手。カットマンにしかわからない領域なのだと感じた。1セット目は牛嶋選手のペースであったが、2セット目に10-10から1本取り、マッチカウント1-1になったところで筆者は勝てると思った。橋本選手がヒロインインタビューでも答えていたが、試合前から監督、コーチ、選手が橋本選手に色々なアドバイスをしていた。ベンチからのアドバイス声援は具体的かつ適切であり、そのアドバイスに橋本選手も集中したプレーで応え、正にチーム一丸で勝ち取った勝利だった。
マレッツは秋田で初めての試合であったが、関西からは遠く離れた地であったにも関わらずホームゲームのような声援が聞こえ、マレッツメンバーはとても心強かったに違いない。まだ2試合目だが、ベンチの雰囲気、観客の声援がこれまでとは違うように感じる。今シーズンのマレッツは選手、ベンチ、観客が一丸となって、1試合1試合をチーム力で勝利を掴んでいくことを期待したい。
(*)促進ルールとは、1ゲームが10分経過しても終わらない場合に適用される。ただし、対戦両者のポイントの合計が少なくとも18点に達した場合は適用されない。また対戦者双方の合意があれば、10分経過していなくても促進ルールを適用することができる。促進ルールが適用された場合、13回のリターンに成功すればレシーバー側の得点となるため、サーバー側は攻撃する必要性が出てくる。そのため、最終的には守備型選手であっても攻撃で得点する戦術が必要になる。
Text by Chiho.K Photo by T.LEAGUE/AFLO SPORT
【次戦】
8/25(金)18:30~ vs.日本生命レッドエルフ @グランフロント大阪
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