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【試合結果】6/18(日) 個人戦2日目

試合

“超”のはじまり

6/18(日)  個人戦2日目 
【3回戦】
橋本 帆乃香3-4伊藤 美誠(11-3/13-11/7-11/6-11/11-7/8-11/7-11)
佐藤 瞳2-4大藤 沙月(8-11/4-11/11-9/11-8/9-11/6-11)
【準決勝】
大藤 沙月1-4平野 美宇(7-11/11-7/8-11/10-12/2-11)
【3位決定戦】
大藤 沙月1-4早田 ひな(11-8/8-11/9-11/3-11/9-11)

橋本選手とアドバイスをする大嶋監督

勝負の2日目。その日の赤羽は太陽が目一杯顔を覗かせていて異常に暑かった。メラメラと燃える選手の気持ちを表すかのように―。そのような中、誰よりも早くに会場へ行き、練習を始めたのが橋本選手だ。なんといっても今日の対戦相手はカットマンキラーの伊藤選手。なんとしても勝ちたい、何か勝てる方法はあるのでは…という声が橋本選手から漏れてくるような気がした。試合が始まり、ゲームカウント2-0リードで出だしは順調にすすんだ。2-2と追いつかれるも、5ゲーム目は粘りに粘って橋本選手がもぎ取る。勝負の6ゲーム目で、点数6-1と大幅リードの時点で誰もが勝てる!と思ったのではないか。気が付けば6-6と同点になっていた。橋本選手はタイムアウトを追いつかれる前の6-4の時に取っていた。「6-3の時にタイムを取るか、迷ったんですよ。もう少し早くにタイムを取るべきだでしたね…」と後悔していた。1点の違いではあるがタイムを取るタイミングは非常に重要である。相手の流れを食い止めるためにも使えるし、点差が離れていれば、心に余裕ができ、ミスを犯すリスクが減る。橋本選手は6ゲーム目を落としてしまい、最終ゲームの伊藤選手は自信が満ち溢れていた。大激闘の結果、3-4と惜敗。橋本選手は憧れの大谷翔平選手の言葉“憧れをやめる”を心に刻み、「絶対自分が勝つ!」と言い聞かせて試合に臨んだそうだ。いつもは「伊藤選手はカット打ちがうまい」という印象から離れられないようだが、今回は少し希望の光が見え、自信になったはずだ。あとは最後の最後に振り切れるかどうか。ここが今後の課題になると話してくれた。負けた直後に流した大粒の涙は、橋本選手にとって価値のある涙になるだろう。

  • 佐藤選手
  • 大藤選手

続いて大藤選手vs佐藤選手の同士討ちは心が苦しくなる試合だった。筆者の経験上、お互いに少しギクシャクしてしまうと思うが、佐藤選手と大藤選手は違った。佐藤選手は試合前に「どっちが勝ったとしても、ベスト4は確定しているからそれはすごく嬉しいです!」と笑顔で話してくれた。同じチームの選手が切磋琢磨して試合する姿を見て、なにかいつもと違う感動を味わった観客も多いのではないだろうか。新たにマレッツ選手の色々な表情や物語りを見ることができた2日間だったと感じた。
今年度のマレッツのスローガンは“超”。選手それぞれに目標や課題があると思う。「自分を超える」「限界を超える」など様々な言葉に繋げて、自分らしい“超”を見つけ出してほしい。日本ペイントマレッツの戦いは始まったばかり。これからのマレッツストーリーをお楽しみに!!!

試合前の佐藤選手と大藤選手

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