12/25(日)日本ペイントマレッツ3-2京都カグヤライズ
【第1マッチ】芝田 沙季・大藤 沙月2-0ドゥ ホイカン・シャン シャオナ(11-9/11-10)
【第2マッチ】佐藤 瞳2-3成本綾海(11-8/11-5/10-11/10-11/8-11)
【第3マッチ】橋本 帆乃香3-0ユエン シュエジアオ(11-4/6-11/11-5/11-5)
【第4マッチ】大藤 沙月2-3ドゥ ホイカン(11-9/9-11/11-4/10-11/8-11)
【第5マッチ】芝田 沙季1-0成本綾海(11-5)
昨日、一昨日とホームゲームは、心強いファンの応援を受けて2連勝し、勝利の波に乗っていたマレッツ。2022年ラストの試合はアウェイゲームだった。
試合前、選手全員が集合し、ミーティングを行っていた。相手は木下アビエル神奈川に勝利し、勢いづいていた。「どんな時も油断せず向かっていくだけ、感謝の気持ちを忘れずに戦っていこう」と、監督・コーチが選手に告げた。選手は大きく返事をし、覚悟を決めたような気がした。
第1マッチは“おおしばペア”の登場だ。この2人が揃えば安心して応援できる。2-0とストレート勝利だが中身は非常に濃く、11-9、11-10と激戦だった。2セット目の10-10でマレッツがタイムアウトを取った。そのタイムアウトが勝利に導いてくれたといっても過言ではない。この場面に使用するのか、第3ゲームにもつれた際に取っておくのか…。この判断は非常に難しい。2選手はタイムアウトをとるかどうか少しためらうも「この場面だ」と懸け10-10の“この”タイミングでとることにした。「あのタイムアウトで私は勝負にいこうと思えたので、気持ちの部分でもよいタイミングのタイムアウトでした」と芝田選手は話す。大藤選手には、“おおしばペア”の強みを聞いてみた。「自分が自由にできるようにサポートしてくれるところですかね」とコンビネーション抜群なペアだということを再認識できた。
ダブルスで勢いづき、このままいける!と思ったが、そんなに甘くはなかった。相手は海外選手も多く、キャリアを積んだ選手が揃っているチームだ。若手マレッツが追い込むも、ベテランの意地かのように粘り続け、混戦が続き2-2となった。
ビクトリーマッチではキャプテン芝田選手の登場。「流れ的には京都カグヤライズの方が乗っているのかなと思いましたが、コートに入れば意外と落ち着いて冷静にできました。第4マッチの大藤選手の試合もよい試合で、やってやろうと思える雰囲気を作ってくれました。おかげで出足よく試合に入れました」とビクトリーマッチでの勝因を語ってくれた。ここでも“おおしばペア”は支え合っている存在なのだ。
マレッツのベンチも、今日は一段と一致団結して応援の声が途絶えなかった。1点ごとに椅子から立ち上がり、喜びを表現し、点数を取られると、励ましの声が聞こえる。全員の勝ちたい気持ちがひしひしと伝わってくるベンチワークだった。
1球1球に気持ちを込めて、死ぬ気で戦っている。だからこそ悔しいと涙が出るし、勝つと嬉しい。それぞれの選手にストーリーがあって、ドラマがある。そんなドラマを2023年も見せてもらおうではないか。
(Text by Y.Uchinami Photo by /T.LEAGUE/AFLO SPORT)
【次戦】1/8(日)12:00~ vs.トップおとめピンポンズ名古屋 @仙台市宮城野体育館
当社のウェブサイトはCookieを使用しております。
Cookieの設定は、いつでもご利用のブラウザの設定によりご変更いただけます。このサイトを利用することにより、当社のクッキーポリシーに同意したものとみなされます。