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【試合結果】11/4(金) vs.木下アビエル神奈川

試合

観衆に呑まれるも、光明差す一戦

11/4(金) 日本ペイントマレッツ 0-4 木下アビエル神奈川

【第1マッチ(ダブルス)】佐藤 瞳・橋本 帆乃香 1-2 木原 美悠・張本 美和(4-11/11-6/7-11)

【第2マッチ(シングルス)】橋本 帆乃香 1-3 平野美宇(8-11/8-11/11-6/8-11)

【第3マッチ(シングルス)】大藤 沙月2-3 石川 佳純(11-8/10-11/11-9/6-11/6-11)

【第4マッチ(シングルス)】芝田 沙季1-3 木原 美悠(11-8/9-11/7-11/9-11)

不思議な完敗だった。重たい空気を感じさせない。結果的にはストレートで敗れ、完敗と言わざるを得ない。しかしながら、豊田の試合後に感じた黒く重たい雲に覆われた様子はそこにはなく、どこか雲の隙間から光明が差した気がした。連敗ストップが近いことを予感させるような――
大藤選手が再び石川選手と相対することとなったこの一戦。「第2マッチが終わって、0-2となったところで、ここから大藤選手が勝って立川のリベンジだ!というドラマを期待していたのですが、やはり簡単には(石川選手は)勝たせてくれないですね。でも、立川での試合よりは内容がよかったと思います。思い切って攻め切って得点するシーンもありましたし、やるべきことはやり切った試合でした。ただ、あと1ゲームが取れないというのは、やはり見えない“差”があるんでしょうね…」と大嶋監督は振り返った。大藤選手自身も同じような想いを抱いていた。「自分の中では前回(立川での試合)よりもしっかりと気持ちをつくって攻める意識で最後までプレーしきったことはよかったと思っています。でも最後は石川さんの頭の良さや引き出しの多さにやられてしまいました」と悔しそうな表情で振り返った。人一倍負けず嫌いな大藤選手。この試合の反省点をクリアし、“三度目の正直”に期待がかかる。
今シーズン初の関西でのホームゲームは、開場前から長蛇の列ができていた。こんな列をみたのはいつぶりだろうか。コロナが蔓延してからは、より一層会場から“お客様”が遠退いた。直近3シーズンで最多の観客数となる803名が会場につめかけると、その雰囲気は異様なものであった。ホームでの“観衆慣れ”をしていない選手たちにとっては、少しばかりプレッシャーになってしまったのかもしれない。この中で白星を掴みたいと強く願っていたのは、間違いなく選手たちだろう。数字上は完敗だった。ただ、随所に光るプレーで観衆を魅了したに違いない。またマレッツを応援したい、マレッツのホームゲームを観に来たいと1人でも多く思ってくれたなら1番だ。

☆Today's ONE Shot☆

得点毎にベンチに向かって振り向きながらガッツポーズを取る芝田選手。その姿はチームを鼓舞すると同時にキャプテンとしての気持ちと責任感を感じた。

【次戦】11/5(土)14:00- vs.トップおとめピンポンズ名古屋 @ベイコム総合体育館 

Text by Naoco.M Photo by Yusuke Nakanishi

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