【 第1マッチ(ダブルス) 】フォン ティエンウェイ・大藤 沙月 2-1 森 さくら・長﨑 美柚(11-4/5-11/12-10)
【第2マッチ(シングルス)】芝田 沙季 0-3 早田 ひな(7-11/10-11/7-11)
【第3マッチ(シングルス)】大藤 沙月 0-3 長﨑 美柚(8-11/10-11/2-11)
【第4マッチ(シングルス)】南波 侑里香 0-3 平野 美宇(6-11 /7-11/5-11)
重苦しいムードがやっと消えた。神戸からの4試合は常に“勝たなきゃ”という何かにとりつかれたようなどんよりとした重い空気をまとっていた。それがようやくなくなり解き放たれた感じがあっただけに――
「日生さんの底力をみせられました」と三原監督。レギュラーシーズンを1位でプレーオフへ進むには絶対落とせなかった1戦だっただけに肩を落とした。そんな1戦で光ったのはフォン選手だ。「やっぱりこういう時にはフォン選手の凄さを垣間見ます。ここぞという時に今までとは違うコースを狙ってそれを決め切る。集中している時にミスしない。そういうことをできるのがフォン選手です。改めてメンタルのスポーツだと痛感しました」と続けた。そしてこんなことも口にした「芝田選手も大藤選手も台上で相手と会話ができてなかったんですよ。会話が噛み合ってない感じなんですよね」と独特の表現をした。ラリーは会話。わたしこう打ったけどあなたはどうする?わたしはこっちなんだよねー。あなたがそうならこちらは…と、一瞬の間にそんなことが繰り広げられていると思うと、また面白い。会話を通して相手を超えていくことが勝利へ繋がるのだろう。
レギュラーシーズンは2位で終えたマレッツは、3月2日に行われるセミファイナルへ先ずは挑む。初のプレーオフを喜びたいところだが、悔しさの方が強い。まさに不完全燃焼な状態だ。「セミファイナルは勝って、日生さんにリベンジします。みんなで頑張ります」と選手たちはそれぞれ口にした。このままじゃ終われない。全力で勝利を掴みにいく。
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