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【試合結果】2/13(日) vs.トップおとめピンポンズ名古屋(第15戦)

試合

“魅力”の詰まった一戦

【 第1マッチ(ダブルス) 】フォン ティエンウェイ・芝田 沙季 0-2 安藤みなみ・鈴木李茄(8-11/8-11)

【第2マッチ(シングルス)】大藤 沙月 3-0 大川 真実(11-6/11-4/11-6)

【第3マッチ(シングルス)】小塩 遥菜 3-2 安藤 みなみ(4-11/4-11/11-5/11-7/11-8)

【第4マッチ(シングルス)】芝田 沙季 3-1 ハン イン(11-10/11-9/10-11/11-5)

ある意味わたしたちの予想を裏切ってくれる、選手たちが期待を超えてくれる―― それが卓球の面白さの一つ。最後の1本を取るまではどちらに勝利の女神がほほ笑むかはわからないのだ。
「今日の試合はカットマンと攻撃マン、両方のよさが出た1戦になりました」と三原監督。マレッツの勝利を引き寄せたのは小塩選手だ。「2ゲーム目までは全然足が動かなくて…。でも2ゲームの途中でいけるかも?と思った瞬間があったんですよね!そうしたら吹っ切れたところもあって、3ゲーム目からうまくいきはじめました」と話した小塩選手。試合開始直前までサーブ、レシーブなど念入りに練習する選手たちがいる中、小塩選手はタブレットにかじりついていた。ずっと映像をみていたそうだ。自分のペースを貫き調整する姿は到底高校生とは思えない姿だった。そんな小塩選手について三原監督はこう続けた。「カットマンはとても踏ん張りがいるんです。2ゲーム目までの一方的な展開を見ていると、ダメかな…って思いますよね?違うんです。カットマンのジャブが効いてきて、1ゲーム取ると相手も焦りだす。そうするとあっという間にカットマンが有利な流れになっていきます。カットマンは自分のプレーに徹していると相手のミスを誘い得点を積み重ねられるんです。小塩選手が努力をしてきて、自分のプレーを貫く自信が出てきているから、今日の逆転勝利に繋がったと思います」
一方、カットマンと相対することになったのは先日に続き芝田選手だった。経験豊富なハン選手との息をのむ緊迫する試合展開。どちらが勝ってもおかしくない第4マッチになった。芝田選手は「ダブルスがよい形で繋げなくて…。でもそこから大藤選手、小塩選手と勝ってよい流れできていたから流れに乗るしかない、そしてそれと同時に絶対自分で決めると向かっていく気持ちで臨んでいました」と振り返った。“絶対に勝たないと…”という想いが強すぎるとカットマンの術中にはまることが多い中、勝ち切れるところが芝田選手だ。
人一倍責任感の強い芝田選手は、チームの勝利を決められた安堵ののち、一気に疲労の波が押し寄せているように見えた。それほど体力・気力とも必要なのだろう。
マレッツは2位以上が確定し初のプレーオフ進出を決めた。それでもあと5戦「一つ一つ戦っていくだけ」という三原監督の言葉通り、目の前の勝利を貪欲にもぎ取りとっていく。

Photo by /T.LEAGUE/AFLO SPORT

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