【第1マッチ(ダブルス)】
フォン ティエンウェイ・シャン シャオナ 2-0 三村 優果・木村 香純(11-6/11-4)
【第2マッチ(シングルス)】
大藤 沙月 3-0 谷岡 あゆか(11-2/11-4/11-6)
【第3マッチ(シングルス)】
芝田 沙季 3-2 木原 美悠(11-7/4-11/4-11/11-6/16-14)
【第4マッチ(シングルス)】
フォン ティエンウェイ2-3 木村 香純(8-11/4-11/11-8/11-7/8-11)
手に汗握る―――とは、まさにこのことではないだろうか。そう、今日の第3マッチだ。“16”点めを取った瞬間に力強く握られた芝田選手の拳がそれを物語っていた。
第1マッチはフォン選手・シャン選手ペアが、第2マッチは大藤選手がそれぞれ圧倒し、マレッツが2-0でリードしよい流れで第3マッチを迎えた。相手はエースの木原選手。2-2に芝田選手が追いつき、よい形で第5ゲームに入ったものの、一進一退の展開はデュースへと突入した。「我慢できました」と芝田選手は一言。どちらが勝ってもおかしくないといえる状況で、お互いあと1本が遠かった。芝田選手の言う“我慢”とは、相手の術中にはまらないように耐え、自分の勝てるであろうと想定するパターンに持ち込む、その中には相手のミスを待つということも含まれる、ということだ。それができたからこそ取れた第3マッチだった。三原監督も「芝田選手が最後まで諦めず力を出しきってくれたからこそチームが勝利できた」と称えていた。
チームが勝利する中、フォン選手は試合後も厳しい表情だった。ダブルスで完勝したものの、第4マッチの敗戦が悔しかったのだろう。試合中からペアを組むシャン選手は必至にアドバイスを送り続け、試合後もそれは続いていた。チームの勝利にも、自分の勝利にも、どん欲なベテラン2選手はこれからもマレッツにとっては欠かせない存在になるだろう。
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