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9歳の松島が世界のトップ選手チェン・イーチンから1ゲーム奪取!! ビクトリーマッチまでもつれるも惜しくも敗戦!!ノジマTリーグ 2022-2023 第18戦 vs トップおとめピンポンズ名古屋

試合

ノジマTリーグ 2022-2023 京都カグヤライズ 第18戦 vs トップおとめピンポンズ名古屋 島津アリーナ京都

京都での試合開催は昨年のクリスマス以来だ。相手はトップおとめピンポンズ名古屋。ファイナル進出を目指しているTOP名古屋に対し、ホームで負けられない京都カグヤライズ。どちらの意地が上回るか。激戦が予想される。平日の昼間にもかかわらず、カグヤライズの応援に来てくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

2023年2月17日ベンチ入りメンバー

  • 松島 美空
  • 成本 綾海
  • ウェイ ウェンション
  • マー ユーハン
  • ユエン シュエジアオ

第1マッチ : ウェイ ウェンション・マー ユーハン vs 鈴木 李茄・南波 侑里香

第1ゲーム、ラブオールからいきなり4連続得点。今日もマーが好調でショートスイングのバックドライブで何度も得点を奪う。一気に8-3までリードを広げ、このまま行くかと思われたが、TOP名古屋ペアが打たれても必死のブロックで粘り始め、カグヤライズペアの攻撃にミスが出始める。なんと6連続失点で8-9と逆転される。苦しい場面でマーはそれまで多用してきた切れたツッツキではなく、横回転の強いチキータレシーブを使う。鈴木がカットブロックで返したのをウェイがしっかりフォアドライブで回転をかけ、南波のブロックをオーバーさせて9オールに。この後、マーのサーブから1点ずつ取り合い10オール。一本勝負の場面、鈴木のサーブをウェイが短めのツッツキ。南波が持ち上げたのをマーが回り込みフォアドライブでカウンターを決め11-10で第1ゲームを取る。よく持ちこたえた!!

第2ゲーム、鈴木がバックハンドでストレートコースを多用し、マーのフォアサイドをつく。マーもよく動くが、ウェイと交差し不利な形に持ち込まれる。いつものようによくコミュニケーションを取るマーとウェイだが、2-6の場面では時間を使いすぎたとイエローカードをもらう場面も。3-7から9-10まで追い上げるも、最後は鈴木の回転量の多いバックドライブにマーのブロックがオーバーとなり、9-11で第2ゲームを落とした。

ゲーム間にはウェイがマーに対して作戦を伝え、マーが何度もうなずく。

6オールから始まる第3ゲーム、ウェイの切ったツッツキを南波にドライブさせて、マーがカウンターで狙う作戦が決まり先制点。次を南波が3球目でミスしたところでTOP名古屋がタイムアウト。

タイムアウト明けもウェイとマーの勢いは止まらない。守ってよし、攻めてよしであっという間にマッチポイントを握ると、最後はマーが切れたストップでレシーブエース。1点も与えずに第3ゲームを取り、ダブルスの勝利を決めた。ウェイとマーはベンチに向かって会心のガッツポーズ!!幸先の良いスタートだ。

第2マッチ : ユエン シュエジアオ vs 安藤 みなみ

ユエンは12月4日の試合ではゲームオールで安藤に敗れている。今日はリベンジを果たせるか。

第1ゲーム、ユエンは台からすこし距離を取り安藤の打点の速い攻撃を回転の強い球で返していく。しかし徐々に安藤のバックハンドから繰り出されるナックルボールに苦しみ始め、4-5から離されていく。第1ゲームは5-11で落とす。

第2ゲーム、ユエンは第1ゲームよりもフォアに球を集めるが、安藤は予測していたか、次々とフラットに打つフォア強打を決めてくる。ユエンは全くペースを掴めぬまま4-11で第2ゲームも落とす。

第3ゲーム、ユエンはバックサーブやミドルからのフォアサーブを使うも状況が変わらず、凡ミスも増えてきてしまう。3-10まで離され、ユエンはここから意地を見せ4点返すが、最後は安藤に逆モーションのフォア強打を決められ、7-11で第3ゲームも落としストレート負けとなった。ユエンは異質タイプと相性が悪いか。勝機を見出せぬまま終わってしまった。

第3マッチ : 成本 綾海 vs ハン イン

ユエンvs安藤と同じく、成本がハンと試合をするのも12月4日以来。その時は1-3で敗れている。勝って4番の松島に繋げてくれ!!頼んだ、成本!!

第1ゲーム、成本はハンを前後に揺さぶり、積極的にフォアハンド強打を決めていく。ハンはカットする時間がなく、ブロックで対応するも成本の攻めを止められず。4-5から一気に7連続ポイントで11-5で第1ゲームを取る。

第2ゲーム、1-0からハンのサーブの出し方に注意が与えられ成本の得点に。第1ゲームでも注意は受けており、2回目のため失点となったようだ。ハンが1ゲーム目よりも動きが良くなりラリーが長くなるが、一方でレシーブミスや攻撃ミスもあり、成本が効率よく得点を重ねていく。8-4から成本が打ち急いで10-8まで追いつかれるも、最後はミドルへのドライブからスマッシュを決めて11-8で第2ゲームも取る。

第3ゲーム、後のないハンが粘りを見せ、成本がネットミスするほどの切れたカットを送ってくる。成本も1、2ゲーム目よりも攻撃ミスが増え、6-11で第3ゲームを落とす。最後は成本のサーブミスだった。嫌な形で終わったが、第4ゲームで立て直せるか。

第4ゲーム、序盤から成本の攻撃に冴えが戻り、4-1でリードしたところでTOP名古屋がタイムアウト。しかし流れは変わらず、8-2とリードを広げる。ここから3連続ポイントを奪われカグヤライズがタイムアウト。タイムアウト明け、今日一番のロングラリーはハンがカットで守り切って最後は成本のミス。次も浮いたカットが切れており、成本のスマッシュがネットにかかり8-7。苦しい場面だったが、ここでハンのサーブが中途半端に長くなったのを成本が見逃さず、フォアドライブでレシーブエースを取り9-7。素晴らしい集中力。この後、攻撃がエッジで入る幸運もあったが、最後は成本がスマッシュを決め11-8で第4ゲームを取り、見事勝利を決めた。

第4マッチ : 松島 美空 vs チェン イーチン

9歳の松島が世界のトップ選手チェンに挑む。

第1ゲーム、松島が思い切った下回転サーブをチェンのフォアに出し、チェンがドライブしたのをバックドライブでカウンターして得点。次も3球目のバックドライブを決める。その後もバックハンドを次々と決め7-1まで離す。ここから7-5まで追いつかれるが、巻き込みサーブでエースを取ると、次も巻き込みサーブを出しチェンが大事に松島のバックに入れてきたのを回り込みフォアハンドドライブでストレートに決める!!かっこいいぞ、松島!!

9-5リードから再び9-8まで追いつかれるも、ここで松島はフォア側から下の強い巻き込みサーブをチェンのバックに出し、チェンのバックドライブがネットミスで10-8。しかしチェンが自分のサーブから2本とり10オール。一本勝負の場面で、松島はフォア側からの巻き込みサーブをチェンのフォア前に出す。チェンは安全にバックにツッツいてくる。これに対し、松島がバックドライブで先手を取るが、チェンがカウンターで返されてしまう。しかし松島はチェンの球威に押されず、逆にチェンのフォアに厳しく球を送りチェンを動かした後ですぐさまバックストレートに球を送りチェンを下げて、最後はスマッシュ!!松島がチェンから1ゲーム取ったぞーーーーー!!!!!

第2ゲーム、チェンが流石に格の違いを見せてくる。第1ゲームで松島の球にも慣れ、世界最高峰のスピードボールが松島を襲う。松島も素晴らしい対応力、ボールタッチを見せるが、やはりプレッシャーを感じたか6-11で第2ゲームを取られる。

第3ゲーム、ラブオールから左右に振り回されるが松島が動き切って、小学生とは思えない体幹の強さを見せ得点。この後もレシーブとサーブでエースを奪い、4-1とリード。更にチェンのフォアドライブをバックブロックで何度も止め、7-2とリード。一本返されて7-3となったところでチェンが巻き込みサーブを出し得点。ここで、このゲームがチェンに勝つ最大のチャンスと見たカグヤライズがタイムアウト。タイムアウト明け、チェンは落ち着いて松島の逆チキータを処理したが、逆に松島が焦ってしまった。タイムアウト後、次々とイージーミスを重ねてしまう。8-9の場面では主審からサーブの出し方を注意される場面も。苦しそうな表情の松島。結局このゲームは8-11で取られる。7-2まで離していただけに惜しいし、悔しい!!

第4ゲーム、チェンが巻き込みサーブを松島のミドルに出し、松島が動いてフォアドライブで打ったのを容赦なくカウンターしてくる。松島も少しサーブが甘く入ったか、チェンの厳しいドライブレシーブを浴びる。世界一流の球に対するプレッシャーからか松島にミスが増え、あっという間に2-11で第4ゲームを失い1-3で敗れた。

敗れたとはいえ、素晴らしい試合だった。もちろん地力の差は明白。しかし、その中でやれることを松島がやり、1ゲームを奪った姿にカグヤライズも観客の皆さんも勇気づけられたに違いない。ありがとう、松島。

ちなみにベンチに帰ったときに松島を迎えてくれた妹の愛空ちゃんが可愛らしかった。お姉ちゃんみたいに強くなってカグヤライズに入ってね!!

ビクトリーマッチ:成本 綾海 vs チェン イーチン

皆さん、覚えてますよね。12月7日鳴門での試合。成本がチェンにビクトリーマッチで勝ってカグヤライズに初勝利をもたらしたのです。あの時は4-9の劣勢から奇跡の7連続ポイントで勝利。果たして今日は、チェン相手に再度奇跡を起こすことはできるのか。

チェンのサーブで始まった1ゲーム勝負。成本がチェンのフォアに厳しくツッツキを送りクロスに攻めさせてバックブロックをストレートへ、チェンのバックの威力が弱まったところをフォアドライブでミドルに攻める。これをチェンがショートスイングのフォアドライブで返したものがエッジをかすめ、チェンの得点。1ゲーム勝負だけに待ったなし、いきなり高レベルのラリーだ。

この後も成本がチェンを押す展開が続くも、決めにいくフォアハンドにミスが出る。1-3からチェンにサービスエースを食らい1-4となりタイムアウト。タイムアウト明け、チェンの3球目回り込みドライブがストレートに決まり、1-5。この後、成本のサーブを余裕の出たチェンが落ち着いてさばき、逆に成本は焦りもありミスが続く。4-9から成本が左右にチェンを振り回し得点したところでTOP名古屋がタイムアウト。前回はまさに4-9から逆転したのだが、チェンはタイムアウト明け、成本に打たせてカウンターで得点し5-10。次も成本に先に打たせてがっちりブロックして成本の攻撃をミスさせて5-11で勝利を決めた。チェンは渾身のガッツポーズで吠えた。個人的にはチェンをここまで本気にさせる成本は本当に凄い。焦らずフォアハンドを決めていれば、勝負は分からなかった。

ホームで勝利したかったカグヤライズだが、ファイナル進出を狙う名古屋の気迫に押され2-3で惜しくも敗戦となった。しかし、松島の活躍とファイナルまでもつれるトップ選手の高レベルかつ本気の戦いに観客の皆さんも喜んでいただいたに違いない。2日後には鹿児島での日本生命レッドエルフ戦が控える。一つでも多く白星獲得を目指して、頑張れ、カグヤライズ!!

記事を書いた人:シロートアカデミー

今は昔、日出ずる国にシロートアカデミーの翁といふ者ありけり。スウェーデンのワルドナーやパーソンといふ卓球のスーパースターに憧れけり。憧れが憧れのまま終わりけり。いとあはれ。京都の池袋社長にいざなわれ、球を打たずにキーボードを打ち始めけり。白星となるや、黒星となるや、カグヤライズの星取物語、始まり始まり。

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